川崎市八ヶ岳少年自然の家
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八ヶ岳だより
No.36 2012.3 PDFファイルダウンロード(約406KB)
所長のひとり言 33
自然教室が終了してからしばらくすると学校から児童・生徒さんが書いた感想が送られてきます。作文になっているものから半紙に寄せ書きになっているもの、絵が描かれているものまで色々です。スタッフが読んだ後センターハウスの廊下に展示しています。昨日、自然教室が終わった白鳥中学校さんからもクラス毎に雪だるまの形の紙に書かれた感想が送られてきて楽しく読ませて頂きました。「ごはんが美味しかった」「後輩達もよろしく」「騒いでごめんなさい」などなど。先生方とは話す機会が多くありますが、子ども達の思いや感想はなかなか直に聞くことが出来ませんのでとても励みになります。又、新任教員研修会の感想の色紙には、新任の先生方の希望と夢と、子ども達への思いが書かれています。
展示してある廊下は日々の仕事に追われる中、読むとホッとする空間です。


2012.3.1 少年自然の家所長 春山明裕
御神渡りが見られました
ラニーニャ現象の影響でしょうか、今年の冬は冬らしい冬で、最低気温が氷点下10℃以下の日が続いています。その寒さで4年ぶりに諏訪湖が全面結氷し、御神渡り(おみわたり)が見られました。氷点下10℃以下の日が数日続くと湖面の氷に亀裂が走り、大音響と共に山脈のように盛り上がる現象です。気温の上下で氷が膨張と収縮を繰り返すことによって起こる自然現象で、湖岸から湖岸まで数kmに渡り氷の道が出来るのです。諏訪大社上社の男神が下社の女神のもとへ渡る恋の道というロマンチックな言い伝えがあります。また、湖面の御神渡りによる氷の割れ具合を見て、その年の天候や農作物の出来、世の中の吉凶を占います。その占いによると今年の世の中は厳しいこともあるが良くなるという、まずまずのものでした。こんな凍てついた日の続く少年自然の家ですが、そんなことにはお構いなく、スキー体験を中心にした中学校の自然教室がたけなわで、連日400人位の中学生で賑わっている今日この頃です。毎朝氷点下10℃位なのに元気な中学生の中には半そで半ズボンで管理棟にある食堂へ走ってくる子がいたりして、私たちを驚かせてくれます。特別寒い冬、いつになく春の待ち遠しいこの頃です。
1月、2月に実施した事業についてお知らせします。
自然紀行(11)ジュニアスキースノーボード教室
自然紀行(11)ジュニアスキースノーボード教室を1月21〜22日。
自然紀行(12)冬のアウトドア体験
自然紀行(12)冬のアウトドア体験を2月18〜19日。インフルエンザの流行で、応募者のキャンセルが続き、残念ながら催行できませんでした。いずれも冬の八ヶ岳の自然を楽しんでもらおうと、いろいろ計画していたのですがとても残念です。
森の探偵団
森の探偵団を2月24〜26日。親子で連続して参加し、八ヶ岳の四季の自然や文化に触れていただく森の探偵団の第4回目(最終回)を実施しました。1泊2日だと来所した日が半日と、退所する日に半日の活動になってしまい、時間が足りないので前日の夜に集合し、翌日朝から活動できるようにしました。25日朝、天気が悪かったので予定を変更し、午前中木工クラフトで思い出の作品作りをし、午後横谷渓谷の「氷瀑」を見学ました。夜は、星は見えませんでしたが宇宙の話を聞きました。26日はピラタス蓼科のロープウェイで2240mの山頂まで行き、スノーシュウをはいて雪に覆われた蓼科の自然を観察しました。1年間ですっかり仲良くなった家族どおし、別れを惜しみながら八ヶ岳を後にしました。参加者は6家族19名(大人10名子ども9名)でした。
ふじみ星空観察会
1月20日、2月17日に実施しました。1月は生憎の雪空で参加者はありませんでした。星が見えなくても宇宙についての話だけはしていたのですが。2月は良く晴れ、オリオン座を始めとする冬の星座や、金星・木星・火星や全天で一番赤いといわれている深紅色星、うさぎ座のクレムズンスターなどを観望しました。また、今年の主な天文現象について解説をしました。特に5月21日の金環日食については詳しく説明し、安全に観察するために、5月になったら希望者に日食眼鏡をプレゼントをする約束をしました。参加者は3名でした。
フサザクラ

サクラといっても桜の仲間ではありません。フサザクラ科フサザクラ属の落葉高木です。所内では三月中旬、まだ冬枯れの森の中で葉が出る前に赤い花を咲かせます。かなりの変わり者で、花といっても、花弁はなく、赤いオシベが沢山垂れ下がります。原始的な古代植物の一つといわれているものです。三月の森はまだ冬の装いですが、よくよく見ると、マンサクの花が咲いていたり、コブシのつぼみが銀色の毛皮に包まれて大きく膨らんでいたりと、春がもうすぐそこまでやってきています。(K)
インターネットでの申し込み
ホームページから、ネット上での利用申し込みが可能です。申し込んでいただいた場合、利用の可否を出来るだけ早く、申込者に伝えようと努力しております。調整に手間取った場合でも2日以内に返信しています。川崎市内の団体、グループ、家族は3ヶ月前から、川崎市外は2ヶ月前から申し込みができます。ホームページから、直接申し込みができるほか、空き室情報、料金等についても見ることができますので参考にしてください。もちろん、ファクスや郵便での申し込みも受け付けております。

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最終更新日:2018年03月10日
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