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所長のひとり言 8
ある日、鼻戸屋ハイキングコースを歩いていると、目の前にアサギマダラが舞って来て道端のアザミの花に止まりました。携帯カメラを向けて急いで撮った写真です。“渡り蝶”アサギマダラは、日本列島を2千キロ以上も移動することも確認されている蝶なのだそうですが、この蝶も春から夏にかけて高原で生活して、秋のさなか、旅たちを目前に控えているところだったのでしょうか。ゆっくりと舞っていました。これから日本列島を南下して、南日本やもしかすると海を渡ってもっともっと南の国へ・・・渡って行くのかも知れません。どうして?どこまで飛ぶのか?不思議です。目的地があるなら無事につくようにと願い、優雅にゆっくりと舞っている姿に、どこにそんな逞しさがあるのだろうと感心してしまいました。きっと、山の中で見つかって写真を撮られたこともわからないでしょうが、旅の無事を願わずにはいられません。

2007.11.1 三井一則 |