川崎市八ヶ岳少年自然の家
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八ヶ岳だより
No.28 2010.11 PDFファイルダウンロード(約527KB)
所長のひとり言 25
猛暑の夏を過ぎ、秋を向かえ早くも今年度も半分を経過した。春先から始まった諏訪の社の大祭も各地の小宮祭で最後をかざり、次回申年へと引き継がれていく。この次もきっと元気でと・・・願いをこめて綱を引き、大木の立ち上がっていく姿を追っていく。「奥山の大木 里に下りて神になる」その姿を見届けて前半の前半は過ぎていった。
明けない夜とやまない雨はないというのに、涼しい秋は来ないのかと思うほど暑い日が続く中、連日夜を徹して書類作りに追われ、それなりの完成を見た。今後の展開を見守るしかないのだけれど、思いがけずに身についた副産物がいろいろあって、いい経験となった気がする。まだまだ取得しなければならないことの見極めもできたようだ。そして、前半の後半が終了した。何はともあれ、例年のごとく秋を迎えられたことを感謝したい。


2010.11.1 少年自然の家所長 三井一則
 11月は「子ども・若者育成支援強調月間」です。 − 育てよう健やかに 支えようみんなで − 
小学校自然教室終了間近
4月26日の玉川小学校、南生田小学校を皮切りに開始された平成22年度の小学校5年生の自然教室は、11月3〜5日の川崎小学校を最後に終了いたします。これが無事終了すると113校ある川崎の小学校5年生が全員無事故で、少年自然の家に来てくれたことになります。野外炊飯ではカレーライス作りやバーベキューをしました。野外活動ではオリエンテーリングやハイキング、入笠山登山などをしました。中には三分一湧水へ出かけたり、2524mの編笠山登山に挑戦する学校もありました。課題別学習では、植物、昆虫、水生昆虫、野鳥、動物、昼間の星、間伐体験、丸太切り、浄化槽見学学習などをしました。焼杉板、白樺チップ細工などのクラフト。夜はキャンプファイヤー、キャンドルファイヤー、星空観察などもしました。学校によってはスケッチや俳句作り、スタンプラリーなどの独自のプログラムを実施するところもありました。うれしいことに、とてもいい所で楽しかったので、どうしても家族を連れて来たいと言って、土曜日・日曜日に家族連れで、何件か利用していただきました。1月6日から中学1年生のスキーを中心にした冬期自然教室が始まります。中学生もより良い体験学習を無事故でと願っています。
主催事業
9月、10月に実施した事業についてお知らせします。

自然紀行(6)〜家族きづなキャンプ〜
自然紀行(6)〜家族きづなキャンプ〜を9月11〜12日、5家族12名の参加者で実施しました。8時30分に多摩市民館前よりバスに乗車し、昼前にパノラマスキー場に到着し、ゴンドラで上まで行き、入笠山湿原の自然観察をしました。少年自然の家では森遊びや木工クラフトをし、家族のきづなを深めていただきました。
自然紀行(7)〜諏訪神社小宮祭に参加しよう〜
<自然紀行 小宮祭に参加>

<自然紀行 小宮祭に参加>
自然紀行(7)〜諏訪神社小宮祭に参加しよう〜を10月2〜3日に実施しました。諏訪大社や御柱祭の木落としの場所を見学し、夜は星空観察をしました。翌日、早朝から高森地区の小宮祭に参加し、地元の人たちと一緒に御柱を引き、諏訪の文化に触れていただきました。参加者は8名でした。
森の探偵団2回目
5月の第1回目に続いて第2回目を9月18〜19日に実施しました。参加者は12家族44名で、間伐体験、ネイチャーゲーム、星空観察を通し、家族や家族同士の連携・きづなを深めていただきました。
自然探検隊3回目
10月9〜11日、自然探検隊を実施しました。これは青少年科学館との連携事業です。今回は川崎の子ども11人が少年自然の家に来ました。途中、富士宮の奇石博物館を見学しました。ここに富士見の子ども15人が行き、合流しました。夕方少年自然の家へ到着し、夜の星空観察、昼の星の観察、水生昆虫の観察、ペットボトルロケットなどを通して、川崎と富士見の子ども同士の交流を深めました。
ふじみ星空観察会
9月10日、10月15日に実施しました。両日とも雲が多く、あまりよい条件ではありませんでしたが、9月は18名、10月は30名の参加者がありました。現在、木星の表面の2本ある太い縞模様の1本が消えるという異常現象を起していますので、その様子を観察しました。見ごろを迎えているハートレイ彗星は、雲のため、残念ながら見ることはできませんでした。
ドングリの不作と熊
ドングリ
この秋は全国的に熊に襲われる事故が多く発生しました。自然の家でも万一のため熊よけ鈴の貸出をしました。八ヶ岳に熊はいないとされていたのは昔のことで、今は身近にいると考えた方がよさそうです。本来の生息域を出て、食料のある人間の領域に進出してきているのです。原因は猛暑によるドングリの不作といわれています。人を襲ってしまった熊はほとんど殺されます。熊を絶滅させないために、そして人も安心して暮らすために、熊の住みよい山に戻す必要があると思います。自然は人間のものだけではないのですから。(K)
インターネットでの申し込み
ホームページから、ネット上での利用申し込みが可能です。申し込んでいただいた場合、利用の可否を出来るだけ早く、申込者に伝えようと努力しております。調整に手間取った場合でも2日以内に返信しています。川崎市内の団体、グループ、家族は3ヶ月前から、川崎市外は2ヶ月前から申し込みができます。ホームページから、直接申し込みができるほか、空き室情報、料金等についても見ることができますので参考にしてください。もちろん、ファクスや郵便での申し込みも受け付けております。

申し込みページ
八ヶ岳ふれあいイベント
土曜日、日曜日、祝日にグループ、家族でご利用いただく方を対象に、午前1回、午後1回、次のようなプログラムを用意しております。参加費1000円。星空観察は参加費無料。参加申し込み等、詳しくはお問い合わせください。

ネイチャークラフト
小鳥の巣箱作り、バードコール作り、白樺クラフト、焼き板クラフトの中から1つを選びます。八ヶ岳での思い出に、自分で作ったものをお土産に持ち帰ることができます。
星空観察
19時〜20時まで、アストロハウスで満天の星空を見ながら折々の星座観察と、大型天体望遠鏡での天体観察をします。星雲や星団などを見ることができます。


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最終更新日:2018年03月10日
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