川崎市八ヶ岳少年自然の家
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八ヶ岳だより
No.34 2011.11 PDFファイルダウンロード(約432KB)
所長のひとり言 31
今使っている携帯もだいぶ疲れてきたので、そろそろスマートフォンにしようかなぁと考えていた矢先、10月5日にアップル社のスティーブジョブズ氏が亡くなりました。
それに関する朝日新聞10日付の記事に「ひとつの企業がユーザーに質の高い『体験』を提供しつづけることを追い求めて・・それが、彼が率いたアップルである」とありました。製品へのこだわりを追求し質の高い体験を提供するということは、パソコンのようなモノづくりだけではなく、この八ヶ岳のような教育施設にも共通する考えだと思います。
子どものころに仲間たちと体験したことは一生の思い出と経験値になるはずです。
八ヶ岳では子どもたちが過ごす貴重な時間に、より良いプログラムと、質の高い体験を提供する事にこだわり続けていきます。
そして、携帯はもう少し考えます。


2011.11.1 少年自然の家所長 春山明裕
 11月は「子ども若者育成支援強調月間」です。
 − 育てよう健やかに 支えようみんなで − 
田植え、稲刈り体験
少年自然の家の活動プログラムに、田植えと稲刈り体験をするというのがあります。対象は自然教室の小中学生です。田植えは6月、稲刈りは10月です。自然教室の小中学生は年間を通じて入れ替わり立ち替わり2泊3日で訪れます。学校としては1年に1回だけ訪れることになります。ですから田植えをした学校が稲刈りをするというのではありません。また、人気のあるこの体験プログラムに参加できるのは、田植え、稲刈りの時期に利用する学校に限られてしまいます。この幸運に恵まれ、この体験をした学校は、今年は田植えが中学校2校、小学校2校、稲刈りが小学校4校の合計8校です。もちろん少年自然の家の敷地内に田んぼがあるわけではありません。地元の農家の協力を得て、苗を用意してもらい、農家の田んぼに農家の人たちに指導してもらいながら苗を植えさせてもらうのです。刈り入れをする学校は、農家の人によって大切に管理され育てられ、たわわに実った田植えをさせてもらった田んぼへ出かけ、カマで刈り取り、はぜかけをするのです。その後農家の人によって精米してもらったお米が少年自然の家に届けられますので、職員がそれを体験した各学校へ届け、子どもたちに食べてもらって終了するのです。
主催事業
9月、10月に実施した事業についてお知らせします。

自然紀行(5)八ヶ岳天狗岳に登ろう
9月9〜11日、2泊3日、参加者23名で実施しました。1日目は夕刻到着し早めに就寝。2日目、早朝5時20分に出発、唐沢鉱泉登山口から西天狗岳を目指して登山。山頂で昼食、その後東天狗岳へ回りこみ17時に無事下山しました。3日目は野辺山天文台から飯盛山へ登り、平沢峠に下山。それから清泉寮に寄り、川崎の多摩市民館前までバスで送りました。天候に恵まれ、少しハードな登山でしたが、全員落伍する人も無く無事に山頂の景色と途中の自然を楽しみ、八ヶ岳を満喫していただきました。
自然紀行(6)秋の味覚三昧
10月15〜16日、1泊2日、参加者29名で実施しました。1日目は生憎の雨でしたが、少年自然の家周辺でキノコ狩りをし、キノコ料理を楽しんでいただきました。2日目は好天に恵まれ、北杜市にあるワイナリーや地場産業センターを訪問し、秋の味覚をお土産に多摩市民館前までバスで送りました。
森の探偵団
年間連続4回実施する3回目を10月21〜23日に実施しました。6家族19名が参加しました。1日目は夕食を済ませて宵に到着、2日目、生憎の雨天でしたが午前中は周辺でキノコ狩り、午後から信州味噌の昔ながらの味噌工場を見学し、味噌作りを体験しました。3日目は好天に恵まれ横谷峡の紅葉を楽しみました。最後はおっこと亭へ行き、全員でそば打ち体験をし、自分で打ったそばを賞味し解散しました。3回目になり、参加者は家族同士すっかりおなじみになり和気あいあいと過して頂きました。
ふじみ星空観察会
9月2日、10月21日に実施しました。9月は台風の最中でしたが2名の参加者があり、主催者のほうが驚きました。宇宙の話を聞いていただきました。10月も曇天で星空は見られませんでしたが宇宙の話を聞きに13名の参加者がありました。秋の星座解説と、12月に起こる皆既月食、来年5月の金環日食の解説をしました。またオリオン座のベテルギウスの超新星爆発が近いこと、私たちが現在している二度と同じところへ戻ることの無い宇宙旅行について、夢のような話をしました。
ドングリの豊作
ドングリの豊作
毎年今頃になると、あちこちで熊による被害がニュースになりますが、今年はほとんど話題になりません。所内のミズナラやコナラの木の下にはしっかりと実の入ったドングリがいっぱい落ちています。ヤマボウシの赤い実も木全体が赤く見えるほどたわわに実りました。こんな年は山にも沢山動物たちの食料があるのでしょう、熊の出没情報が少ないです。去年の今頃、地元の小学校では、熊鈴を付けて集団で登下校していたことを思い出します。今年は、丸々と太った熊がぬくぬく冬眠する姿を想像し、ほっとしています。(K)
インターネットでの申し込み
ホームページから、ネット上での利用申し込みが可能です。申し込んでいただいた場合、利用の可否を出来るだけ早く、申込者に伝えようと努力しております。調整に手間取った場合でも2日以内に返信しています。川崎市内の団体、グループ、家族は3ヶ月前から、川崎市外は2ヶ月前から申し込みができます。ホームページから、直接申し込みができるほか、空き室情報、料金等についても見ることができますので参考にしてください。もちろん、ファクスや郵便での申し込みも受け付けております。

申し込みページ
八ヶ岳ふれあいイベント
土曜日、日曜日、祝日にグループ、家族でご利用いただく方を対象に、午前1回、午後1回、次のようなプログラムを用意しております。参加費無料、材料費のみ。星空観察は参加費無料。参加申し込み等、詳しくはお問い合わせください。

ネイチャークラフト
小鳥の巣箱作り、バードコール作り、白樺クラフト、焼き板クラフトの中から1つを選びます。八ヶ岳での思い出に、自分で作ったものをお土産に持ち帰ることができます。
星空観察
19時〜20時30分まで、アストロハウスで満天の星空を見ながら折々の星座観察と、大型天体望遠鏡での天体観察をします。星雲や星団などを見ることができます。


八ヶ岳ふれあいイベントページ
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最終更新日:2018年03月10日
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