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所長のひとり言 11
玄関前のムラサキツツジが何故か下から2輪だけ花をつけた頃、標高955メートルの富士見駅周辺はやっと桜のつぼみがほころび始め、富士見の桜の季節が始まりました。おなじころ、初々しい中学校1年生の自然教室を向かえ、それから一気に夏休みまで、前期自然教室が実施され、八ヶ岳の裾野を元気に歩く子供たちの声が帰ってきます。
冬の自然教室でのこと、スキー教室に参加した学校の生徒が、最終日の朝挨拶に来てくれました。「3日間お世話になりました。ありがとうございました。」と言った後に、「もう来る事はないかもしれませんが、思い出なりました・・・」と。驚きながら「自然教室は終わっても又機会を見つけて八ヶ岳を利用してください」と答えましたが、多くの児童・生徒は自然教室が八ヶ岳の思い出の最初で最後の体験としてあるのかも知れません。
今年の自然教室が始まりました。こどもたちの貴重な体験となる活動のサポートと、また来たくなるプログラムを開発すること。この次は「八ヶ岳にまた来ます。」といって帰ってもらえるようにと、気を引き締め直してスタートです。

2008.5.1 三井一則 |