川崎市八ヶ岳少年自然の家
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八ヶ岳だより
No.18 2009.3 PDFファイルダウンロード(約465KB)
所長のひとり言 16
安曇野でコハクチョウの北帰行が、例年より12日も早く始まったという記事が紙面に乗った1週間後、初夏のようなぽかぽか陽気が訪れました。八ヶ岳に最初に春の色を告げるダンコウバイの芽がいくらか膨らんできたような気がします。寒い日と雪のあった1月ころは夕方、道路を横断する鹿の群れを見かけたのに、それも見なくなってしまいました。雪景色の乏しい冬は、いつもの厳しい寒さも続かず、このまま春を迎えてしまいそうな予感です。マイナス10度を超える寒さというのはこんな寒さなんだと、もう肌で感じることはできないかもしれないけれど、雪景色を見る機会はまだあるかもしれません。冬から春へ移り変わる八ヶ岳の微妙な変化も見られることでしょう。3月を迎え、中学校の自然教室、冬の主催事業、そして春休みの利用が控えています。年度の締め括りの月を迎えました。最後まで楽しく安全な冬の活動プログラムが進むことを願っています。


2009.3.1 三井一則
昨年並みの利用者数見込み
今年度もいよいよ年度末を迎えます。振り返ってみると、あっという間に1年が過ぎたように思われます。4月、人事異動で一部ベテランが去り、新人が着任し、初めは多少の戸惑いが見受けられましたが、現在では接客、電話の応対も自信を持ってできるようになっています。利用団体では小学校5年生、中学1年生の自然教室は例年通りですが、1つの高校の1年生全員300人程が研修に利用したり、100人以上の音楽グループが利用したりと、目新しい利用もありました。また、近隣の別荘が建て込んできましたので、近隣へ配慮した野外活動も必要になってきました。年度末は3月31日なので、まだ正確な統計が出ていませんが、今年度の利用者数は昨年並みになりそうです。ちなみに昨年度は90329名で、9万人を越えました。9万人を越えたのは開所以来初めてのことです。18年度は8万4千人、17年度は8万5千人でしたから昨年並みの9万人までいくと素晴らしいことです。また、今年度末で開所以来の利用者数は180万人を超えます。この勢いで頑張ると3年後には200万人を越えることになります。200万人突破が見えてきました。
主催事業
主催事業

レッスン終了して、ハイ、パチリ
毎月1回のペースで開催している「八ヶ岳自然紀行」は、親子でスキー(1)、(2)、(3)と3回、1月24〜25日、2月7〜8日、21〜22日に実施しました。いずれも少年自然の家が集合、解散の場所でした。JR小淵沢駅、あるいは高速バス小淵沢駅まで来られた親子を迎えに行き、一度少年自然の家に集合してもらい、そこで着替えをし、スキーの支度をして入笠山の麓にある富士見パノラマスキー場に向かいました。スキー場とは予め細かい打合せがしてあるので、レンタル用品の受け渡しもスムーズでした。その後スキースクールに入って練習する人、スクールに入らないで滑る人に分かれて練習しました。宿泊所は少年自然の家。夕食の後、アストロハウスへ行き、素晴らしい星空で冬の星座を探訪し、大型天体望遠鏡でいろいろな星雲や星団を楽しみました。翌日は朝食後スキー場へ向かい、昨日の続きの練習を半日行い、再び少年自然の家に戻り、昼食をとってから解散、小淵沢駅まで送りました。3回連続しての参加ではありませんでしたので、各回、参加者の顔ぶれはまちまちでした。3回とも天候にも恵まれ、怪我もせず、皆さん上手に滑れるようになってお帰りいただきました。参加者は1回目9名、2回目21名、3回目2名でした。
「ふじみ星空観察会」は、地元の方を対象に、毎月1回アストロハウスを公開して行う事業です。毎月の星座を実際の空でたどりながら、解説します。その後、大型天体望遠鏡で各種天体を紹介しました。星の生まれているところ、オリオン座の大星雲。生まれたての星、散開星団。年寄りの星、ベテルギウス。死んだ星、かに星雲など。中にはカメラを持参し、星野写真を取らせて欲しいという熱心な人もいました。1月16日、2月20日に実施しました。2月は雲に邪魔されましたが、素晴らしい冬の星空と宇宙の話を楽しむことが出来ました。1月の参加者は13名、2月も13名でした。
冬芽探しをしてみませんか?
オニグルミ
とんがり帽子をかぶった羊さんを冬の森で見つけました。顔に見えるところは実は、落葉した葉の柄がついていた跡です。目や口のような模様は、葉に養分を送っていた管の断面です。とんがり帽子が冬芽で、葉や花になるものが小さく折りたたまれています。木の種類によって、独特の「顔」をしていて、写真はオニグルミの「顔」です。お猿さん、ウサギさん、手を大きく広げた子どもに見えるもの・・・どれも個性的で、虫眼鏡で見るとおもしろいです。落葉した木々は、こんな可愛い顔をして、春を待っているのです。(K)
インターネットでの申し込み
ホームページから、ご利用の申し込みが可能です。申し込んでいただいた場合、ご利用の可否を出来るだけ早く、申込者に伝えようと努力しております。調整に手間取った場合でも2日以内に返信しています。川崎市内の団体、グループ、家族は3ヶ月前から、川崎市外は2ヶ月前から申し込みができます。ホームページから、直接申し込みができるほか、空き室情報、料金等についても見ることができますので参考にしてください。もちろん、ファクスや郵便での申し込みも受け付けております。

申し込みページ
八ヶ岳ふれあいイベント
土曜日、日曜日、祝日にグループ、家族でご利用いただく方を対象に、次のようなプログラムを用意しております。参加費は無料ですが材料費は必要。参加申し込み等、詳しくはお問い合わせください。

ネイチャークラフト
小鳥の巣箱作り、バードコール作り、白樺クラフト、焼き板クラフトの中から1つを選びます。
八ヶ岳での思い出に、自分で作ったものをお土産に持ち帰ることができます。
星空観察
19時〜20時まで、アストロハウスで満天の星空を見ながら折々の星座観察と、大型天体望遠鏡での天体観察をします。惑星、星雲や星団などを見ることができます。

八ヶ岳ふれあいイベントページ
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最終更新日:2018年03月10日
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